「我が家の田んぼ(借り物)」
ヤマアカガエルの上陸開始を待っての荒代掻きなので・・・これが現状。
1枚目はクレソンとセリがそれはもう大賑わい。
2枚目は育苗ハウスから移動を始めた稲苗のためにすこしだけ耕うん済み。
この田んぼ、もちろん人間のためにお米も作ります。農法は稲葉先生直伝+と言うか手抜き農法。収量?1年分はできます。別に商売用ではないので・・・これ以上の投資はしませーーん。
そして、お米以外に育てているのが「田んぼの生きもの(食べて食べられ両方)」この時期にハッキリ目に見える一番数が多い動く生きものがヤマアカガエル。これが軸となり・・・この時期にはすでに蛇とタヌキ、鳥たちがやってきて・・・さらにいろんな種類のカエルもわさわさいます。
小さな水生生物もチラチラ見え始めて、ミジンコなども出始めています。*植物が多すぎて見えないのも事実。
浮草も増え始めており、藻類も見え始めています。
荒代掻き後にはこれらのうちいくつかが爆発的に増えて、この平和そうな湿原の様相が田んぼに変わります。
お米も大事ですが・・わたしにとっては商売道具である「田んぼの生きもの観察会」の現地実習園としての役目のほうが大事かも。
確かに農地は人の手がたくさん入る場所です。そういう意味では「自然ではない」でしょう。けれども長くそこにあって、生態系の一部となっている場合は・・・なくなると地域の生態系を損なう可能性があります。休耕して山に戻せばいい、原野がいいという主張の一部には反対しませんが・・・やはり農地は残すべきと思います。特にここの場合は、この沢筋の田んぼの中で、ヤマアカガエルの産卵ができるところがここだけなのでね。